公認会計士試験 短答式 合格体験記(2)答練期・本試験編

答練期(2017年夏~2017年秋)

1.絶望のアクセス

日商1級も終わり、アクセスの夏がやってきました。
大原の方はステップと呼んでいらっしゃるものですね。

ひたすらに鬱。鬱。鬱。

範囲をしっかり勉強しても、

スピードが間に合わない、
解き方がわからない。

この時期、初年度の方は自分の出来なさに絶望します。
体感ですが、ほぼ全員がそうではないでしょうか。

でもね、論文後に講師が言ってましたよ
「短答アクセスって本番出たら埋没ですからね」と
それくらい時間制限・内容ともに厳しいんですよ。

でも初年度はそれを知りません。

ひたすら例題とトレーニングを解き、アクセスに臨み、
跳ね返される時期でした。

ここを耐えきれない受験生も多いです。

2.落胆の基礎答練

アクセスも何周かやり、少しずつ簿記の能力が上がるころ、
基礎答練なるものが始まります。

計算のみのアクセスと違い、基礎答練は理論も入ってきます。
計算に特化していた受験生は、理論の壁を思い知らされます。

私はちょうど体育会で大きな試合があり、忙しい時期でした。
練習はまだしも、遠征・飲み会はひたすら煩わしかったですね。

案の定結果は芳しくありませんでしたが、「理論は詰めていないから」と
開き直りました(笑)

この時期は体育会以外ずっと予備校にいました。
学校の授業は週1コマしか受けていません。


3.僥倖の直前答練・全国模試


ようやくこの時期から成績が伸び始めました。

理論を素早く正確に解いて足場を固め、
計算はA論点を取り切り、
BC論点で少しだけ取る。

この戦略を戦術に落とし込めるようになったからです。
そのために、解法パターンや下書きを地道に練りました。

直前答練1回目、全国模試では好成績を残すことができました。
僕の校舎で全国模試ランキングに載ったのは私だけです。
(直前答練監査論2位、全国模試全体88位、全国模試TAC内30位)

しかし、直前答練1回目と全国模試の後は油断が出てしまい、
直前答練2回目や本試験ではライバルの後塵を拝しました。

私の場合、一日8時間が成績維持の必要最低コストであり、
それを下回ると有意に成績が下がりました。

4.本試験

本試験直前は相当きつかったです。

常に予備校にこもり、
何度も見た理論問題集を周回し続け、
計算BC論点の出題におびえ……




そしてついに本試験の日がやってきました。
本試験は明治大学和泉キャンパス。

実は本試験のことはほとんど覚えていません。
きっと夢中だったんですね(笑)

企業法は普通で
管理はいつも通り微妙で冷や汗を流し、
監査で手ごたえを感じ、
財務で合格が見えたという感じです。


試験内容以外だと、
◆明治大学は机が分かれていて狭いことがある
◆答案の回収には25分前後かかる
◆欠席者が意外と多い
なんてこともありました




気になる結果はだいたい410点(82%)でした。
短答から解放された瞬間でした。


公認会計士試験 短答式 合格体験記  完 




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