本棚 青い蜃気楼 小説エンロン

(広告収入で儲けているわけではないです笑)
(画像出展:amazo)
みなさんご存じ、5大会計事務所アーサー・アンダーセン消滅の原因になったエンロン事件です。
事件自体は有名ですが、これを機に新日本とあずさが分離したことはあまり知られていませんね。
要約
3行で要約しますと、・過剰な売上拡大主義に陥った企業が
・経済的実体とかけ離れた処理を行い
・メッキがはがれ破綻してしまった
という感じです。
視点
試験勉強の知識が生かされるところも多いです。
一般の方は何も思わないかもしれませんが、勉強した身からするとあまりに実態が酷すぎて驚くこと間違いなしです。
例えば
・不正リスク要因(動機・プレッシャー)
→売上が上がればボーナス増
→SPEで横領
・内部統制(統制環境)
→経営者遵法意識の薄さ
・SPCやSPE
→不良債権を「飛ばす」スキーム
・デリバティブ
→エネルギーの金融商品化
まとめ
不正の典型例てんこもりで引きました。読みやすく楽しめますので、受験生にも合格者にもおすすめです。