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10月, 2018の投稿を表示しています

公認会計士試験 短答式 合格体験記(2)答練期・本試験編

答練期(2017年夏~2017年秋) 1.絶望のアクセス 日商1級も終わり、アクセスの夏がやってきました。 大原の方はステップと呼んでいらっしゃるものですね。 ひたすらに鬱。 鬱。 鬱。 範囲をしっかり勉強しても、 スピードが間に合わない、 解き方がわからない。 この時期、初年度の方は自分の出来なさに絶望します。 体感ですが、ほぼ全員がそうではないでしょうか。 でもね、論文後に講師が言ってましたよ 「短答アクセスって本番出たら埋没ですからね」と 。 それくらい時間制限・内容ともに厳しいんですよ。 でも初年度はそれを知りません。 ひたすら例題とトレーニングを解き、アクセスに臨み、 跳ね返される時期でした。 ここを耐えきれない受験生も多いです。 2.落胆の基礎答練 アクセスも何周かやり、少しずつ簿記の能力が上がるころ、 基礎答練なるものが始まります。 計算のみのアクセスと違い、基礎答練は理論も入ってきます。 計算に特化していた受験生は、理論の壁を思い知らされます。 私はちょうど体育会で大きな試合があり、忙しい時期でした。 練習はまだしも、遠征・飲み会はひたすら煩わしかったですね。 案の定結果は芳しくありませんでしたが、「理論は詰めていないから」と 開き直りました(笑) この時期は体育会以外ずっと予備校にいました。 学校の授業は週1コマしか受けていません。 3.僥倖の直前答練・全国模試 ようやくこの時期から成績が伸び始めました。 理論を素早く正確に解いて足場を固め、 計算はA論点を取り切り、 BC論点で少しだけ取る。 この戦略を戦術に落とし込めるようになったからです。 そのために、解法パターンや下書きを地道に練りました。 直前答練1回目、全国模試では好成績を残すことができました。 僕の校舎で全国模試ランキングに載ったのは私だけです。 (直前答練監査論2位、全国模試全体88位、全国模試TAC内30位) しかし、直前答練1回目と全国模試の後は 油断 が出てしまい、 直前答練2回目や本試験ではライバルの後塵を拝しました。 私の場合、一日

公認会計士試験 短答式 合格体験記(1)入門・基礎・上級期編

※一部、TACの正式な呼称と異なる部分がございます 入門期(〜2016年11月) 予備校には入らず、独学で簿記3級・2級の勉強をしていました。 簿記は楽しかったですが、体育会がキツかったです。 そして、なんとか2016年11月に簿記2級に合格しました。(84点) 当時は簡単でしたが、現在は連結や税効果が範囲になり、難化傾向にあります。 本気で公認会計士を目指すなら、この時期から本格的な電卓を購入し、腰を据えて学習するのがオススメです。 基礎期(2016年12月〜2017年春頃?) 2016年12月にTACに入校しました。(1.5年コース) 簿記1級合格後に入校予定でしたが、「簿記1級のため」の勉強は非効率なので、これは正解でした。 しかし基礎期の授業は9月に始まっていたので、DVDで追いかけることに。 この遅れを巻き返すのに、1年近くかかりました。 また、この時点で人間関係が形成されており、入り込むには半年以上かかりました。 できるだけ早く予備校に入校するのが望ましいです。 練習後にDVD受講していたので疲労がハンパなく、 基礎マスター実力テストでは全問解いて 0点 でした……。 当初は危機感がなく、眠気と疲れはあったものの気楽な時期でした。 計算だけやれば良かったですし。 しばらくして理論講義が始まると計算を復習する時間が更に少なくなり、余裕はどんどんなくなっていきました。 この時期から徐々にTACに滞在時間が増え、週5〜6日は通学していました。 通学回数に比例してストレスも増え、 予備校に友達はおらず、 成績は伸びない まあまあキツくなってきましたが、「なんとかなるやろ」と思っていました。 この時期は体育会から強制されたバイトをやっていたのですが、 体育会の先輩が店を僕に押し付けてサボっていたのには大変腹が立ちました。 狂気の上級期に続きます。 上級期(2017年春頃〜初夏) 計算の成績不振 理論3科目講義 これらのため、週7通学が確定したのがこの頃です。 そろそろ成績が気になり始め、体育会をサボってTACにに一日中籠り始めました。 バイトも減らし、学校も思い切って週1〜2日に

公認会計士試験 短答式 合格体験記(0)総論

キツかったです。 公認会計士試験はキツイです。 大学受験経験がなければ、よりキツイでしょう。 しかし、これだけでは何も伝わりません。 時系列で見てみましょう。 なお、この合格体験記は 短答式 合格体験記(1) 基礎期・上級期編 短答式   合格体験記(2) 答練期・本試験編 へと続きますが、お忙しい方は本記事のみお読みください。 入門期 簿記2,3級レベルのテキストを使います。 この時期は正直ぬるま湯(らしいです。) 僕は簿記2級取得後に入校したので受けていません。 だが受験生は知らないのです……真の…恐怖を… 基礎期 TACでいう基礎マスター期ですね。 ようやく会計士レベルの基礎の授業が始まります。 難易度としては日商1級+理論と言ったところ。 膨大な授業をこなす必要があるので、ここで最初の脱落者が出ます。 週3~4コマは授業があります。大学の授業と並行している人はかなりハードです。 辛い基礎期を潜り抜けた者の中には、日商1級に合格する者も現れます。 たまに基礎期を軽視する愚者がいますが、本試験で一番出題されるのは基礎期の内容です。 上級期 理論科目は基礎期の続きで、計算科目は出題頻度の低い論点を学習します。 ここで本気を出すようでは遅いです。 上級期の計算論点はあまり出ません。 答練期 TACではアクセス答練⇒基礎答練⇒直前答練の順です。 他の予備校も同じような構成だと思います。 ここが一番キツイです。 実に半数以上が撤退しました。 驚くかもしれませんが、本当です。 過年度生(浪人生)が悠々と解く問題が、初学者には超難問に見えます。 勉強して臨んだアクセスでボロクソの点数を取り、 基礎答練も当然良い判定は出ず、 難化した直前答練で打ちのめされます。 本当に辛かったです。結果は簡単に出てくれません。 何度やっても進歩が感じられず、実際多くの受験生がここで心を病みます。 しかし、答練は本番より遥かに難しく作ってあります。 計算のA論点を完璧にすること。

大学生にパソコンは必要か?

大学生のスタンダードを探る 授業を受けていると嫌でも周囲のガジェットが気になります。 多い組み合わせは <PC> Surface Pro または Macbook Air または 生協パソコン Let's note <スマホ> iphone という組み合わせです。 必要性を探る 以上のセットだと、PC10~20万円、スマホ7~10万円のコースとなります。 ここまでの高性能は正直要らないです。 大学生がやることといえば、 ・レポートやスライドの作成 ・講義資料の閲覧 ・ネットサーフィン ・SNS ・ソシャゲ くらいですから。 僕が親ならこの程度に2、30万円もかけたくないですね。 iphoneは画面も割れやすいですし。 生協パソコンに至ってはRAM4GBで19万円という驚愕の価格設定でした。 先輩や業者に勧められるがまま、知識のない両親が勝手に購入するケースが後を絶ちません。 PCは基本的に消耗品なので、高額商品を買って保証をつけるより、壊れる前提でそれなりのものを買うべきです。 激安タブレットとSIMフリースマホなら合計で10万円以下で収まりますし、windowsベースでないので処理速度も気になりません。 現在はSIMフリータブレットも登場しており、これなら1台で済みます。 ただ、理工系の授業や趣味でプログラミングをやる人、動画や写真を編集する人はそれなりのスペックのPCが不可欠です。 私の作業環境 <PC> メイン・DELL inspiron 8GB/SSD128GB/core i7 amazon価格(当時8万9千円) 在庫処分品を格安で購入。破格の性能だが、2㎏以上あり持ち運びには不向き。 動画・画像編集・開発用。重いため据え置き。 実験機・Raspberry Pi modelR3+ amazon価格 6千円 pythonの開発と電子工作に活用。 <スマホ> Huawei P20 Lite  amazon価格 2万9千円 セキュリティが不安ではあるが格安でそこそこの性能、しかもsimフリー。 実用上は問

公認会計士試験 短答式 落ちる人の特徴

合格者には様々特徴があります ・コツコツ勉強する人 ・地頭がそもそも良い人 ・論点を絞る人 しかし… 落ちる人には共通の特徴があります ◆戦略が間違っている ◆勉強量が少ない の2つです。 それぞれについて解説していきましょう。 ◆戦略が間違っている 戦略、つまり勉強方針が違うと、勉強量を増やしても合格しません。 受験の経験が豊富な方は、この点を正確に理解していらっしゃいます。 <計算> ・C論点を完璧にしようとする C論点は十数年に一度しか出てません。 切って落ちた人<<<やって落ちた人です。 期待値の低い論点に手を出すのは、リースやSOなどの典型論点を完璧にした人だけです。 ・解く順番を考えない 必ず頻出論点から解きましょう。 ・解法をパターン化していない 勉強は、具体的な問題を解きながら、他の問題にも使える共通のフレームワークを作る作業です。 解法のパターン化ができないと正答率もスピードも低いままです。 ・全ての問題に手を付けている 管理も財務も、例年1,2問は誰も解けない問題が出ています。 もしそれが得意論点だとしても、勇気をもって捨てるべきです。 <理論> ・問題集を何冊も回している 問題集の内容≒テキストの内容です。 さらに言えば、どの予備校の問題集もほぼ同じです。 問題集を何冊もやるメリットは全くありません。 ・論文論点を回している 短答の時点で論文論点をやりこむのは即刻やめましょう。 講師が区別をはっきりさせていない場合はすぐに質問に行きましょう。 ◆勉強量が少ない ・予備校よりプライベートを優先している ・大学の授業に(真面目に)出席している ・業務が忙しい 受験の仮想敵の多くは予備校に所属しています。 予備校の方はわかると思いますが、多くの受験生は専念しています。 学生なら体育会・サークルと大学の授業と会計士試験を両立させるのは困難です。 社会人の方は業務の調整が大変難しいと思います。ただ、社会人受験生は超好成績で合格する人とベテランになる人に二極化する

公認会計士試験 答練管理の方法~シンプルイズベスト~

答練管理の目的 僕もそうでしたが、受験生の多くは答練管理の目的を考えていません。 勉強の目的が試験合格である以上、答練管理の目的も 「試験合格に資する復習の効率化」 です しかし、 ・周りがやっているから ・きれいにファイリングしたいから などの理由でやっている人が多いようです。 答練管理方法の決定 決定のポイントは以下の2つです ■自習室で完結できるか→いちいち道具を借りに行くのは△ ■ファイリングの道具は少ないか→道具を買いに行くのは△ ■復習に使いやすいか ■場所を取りすぎないか おすすめの管理方法 バラけにくいようにホッチキスで留める ↓ 科目ごとにクリアファイルかジッパー付きのファイルにいれる たったこれだけです。 論文期に □道具はが少ない(ホッチキスとファイルだけ) □安い □ロッカーに入れやすい などの理由からこちらを採用しました。 一方、穴を開けてファイリングする のは □道具をいくつも使う…穴あけパンチ、裁断機、リングバインダー □場所を取る…ロッカーに入らない □めくりにくい などの理由からおすすめできません。 答練の管理は手段に過ぎません。 僕も凝っていた時期はありましたが、得点力向上に結びつかなかったので反省しています。

公認会計士試験 三種の神器を手に入れよう

三種の神器とは 本来は勾玉、鏡、剣のことですね。 公認会計士試験は長期戦です。 環境を整えなければとてもやっていけません… そこで多くの受験生が持っているデファクトスタンダードを覗いてみましょう! 1.電卓 これは持たざるを得ないですね! ■安すぎる ■小さすぎる ■機能不足(日付計算など) ■CASIO又はSHARP以外 のものは効率を悪化させるのでやめましょう 電卓についての記事は こちら 2.Bluetooth イヤホン 自習室の7割くらいの人がイヤホンで音楽を聴いていて、 その半分以上がBluetoothイヤホンを使っているという感じですね。 結局一日中予備校に常駐しているので、音楽でもないとやってられないです。 しかし、コードがあると電卓叩きにくくて不便です。 そこでBluetoothの出番となります。 僕も「コードがないとここまで楽なのか!」とびっくりしました 価格2000円〜ですし、受験勉強のお供にいかがでしょうか? 3.エナジードリンク うちの校舎では多くの受験生が服用しており、自販機では売り切れが多発していました。 全く不健康の極みですが、服用の有無によって答練の点数が大きく上下したこともありました。 おすすめは、 ■朝運動する→エナジードリンクを飲む→勉強する ■答練の直前に飲む という流れです。 ただ、お腹がゆるくなったり頻尿になったりしますので、 そこは注意してください。 蛇足ですが、ドデカミン派<レッドブル派<<<モンスター派でした

公認会計士試験 教材電子化のすゝめ?

教材の電子化とは? 一時期Twitter界隈で流行っていた全教材の電子化。具体的には教材をスキャナーで読み取ってPDF化してしまうことです。 ①荷物の軽量化 ②文字検索機能 といったメリットがあります。 実際にやった論文生がコツと効果をレビューします!! ※データの再配布や自炊代行は法令に抵触しますのでやめましょう。 やり方 ①スキャナーとPC、裁断機を用意する 自炊の王道スキャナ、scansnapは こちら 裁断機は こちら ⇒そこそこ高価なので、メルカリやレンタルサービスもおススメ! 自炊そのもののやりかたはググってください(笑) ②教材を裁断する ⇒文章を切り飛ばさないよう! ③スキャンしてPCに保存し、名前を付ける ⇒必ず 「検索可能なPDF」 にすること!! ④タブレットで読む! ⇒テキストを読むなら最低でも8インチ以上で ⑤バックアップを取る ⇒テキストは高いのでデータが消えると大変 (googledriveやicloudで同期すると便利) 使い分けが重要 膨大な教材を圧縮してくれる電子化ですが、注意も必要! 電子化しないほうがいいものもあります。 <電子化しない方がいいもの> ①計算科目の答練 ⇒一覧性が悪いので解いているとイライラして効率ダウンします ②論文用の法令基準集 ⇒本番ではめくる速さが重要です ③ポケコン、コンサマ、肢別など ⇒もともとコンパクトなので意義が薄れます <電子化したいもの> ①理論科目の答練 ⇒1ページあたりの文字数が少なく場所を取ります ②財務計算のテキスト(短答後) ⇒短答後は租税経営をやるので重要性が下がります ③企業法のテキスト ⇒検索機能が地味に便利です

公認会計士試験 短答式 条文や基準を引く必要はあるのか?

原則としてありません。 短答式において必要なのは網羅的な知識です。 言い換えれば、テキストや問題集をどれだけ理解し、暗記し、本番に持っていけるのかということです。 一方、 財務諸表論について「基準や指針ではどのように記述されているのか」 企業法について「会社法のどこに条文が載っているか」 監査論について「監査基準委員会報告書に書いてあるのか」 このような知識は論文式のベースですのでスルーして構いません。 勉強のリズムを著しく悪化させ、記憶の定着を阻害する可能性が高いです。 論文生になれば、答練を通して嫌でも身につきますので、ご安心ください。 例外 管理会計論では原価計算基準からそのまま出題されます。 これについては、原文を印刷して読み込むことをオススメします。 理由は、 ■そもそもボリュームが少ない ■必ず出題される→全部重要 ■細かい表現が重要 だからです。

公認会計士試験 短答式 合格のための戦略〜最速で12月短答を攻略する〜

短答式試験の合格率 短答式の合格率は近年高いですが、約8割以上の方が不合格となっています。 しかし、3回の論文式受験資格を得られることから、まずは短答に合格するのが重要です。 特に、2月と5月で難易度が異なるため、12月に受かりたいものです。 短答式試験に落ちる理由 ①戦略の立て方が不適切(インプットの不適切性) →計算ばかりやる、C論点に時間をかけすぎる ②本番で力を発揮できなかった(アウトプットの不適切性) →普段しないケアレスミス、得意教科の難化 ③教材に対する勉強量が少ない →教材の理解が希薄化し、使える知識になっていない 最速で受かる戦略の立て方 ①について ■優先順位を明確にする →計算A論点⇒理論⇒計算BC論点です(TACの方) 短答でつまずく=計算A論点の理解不足です 12月短答の財務計算をご覧ください。A論点ばかりではありませんか? → 平成30年度12月短答財務計算(出典:公認会計士・監査審査会HP) ■出ない計算論点(C論点)はやらない →必要な計算論点や理論の対策が不十分になります。 専念の大学生や最上位合格を目指す人以外はやめましょう。 どうしても心配なら、例題を整備しておきましょう。 答練を回す必要性はありません。 例 財務:  権利落ち、連結キャッシュ、本社工場会計、在外持分会社、事業分離(対価ミックス) 管理:  加工費法、非塁加法、仕損と減損が出る標準原価計算、仕損減損差異 ■予備校の答練の点数を鵜呑みにしない 答練は教育目的で満遍なく出題されます。そのため、論点を切ると点数が下がります。 しかし、ミスがA論点かC論点かが重要なのです(ミスの質)。私は答練の点数は低かったですが、本番で取るべき問題を取ることができました。 逆に言えば、答練のC論点で稼いでいた人は本番に弱くなります。 ②について ■自分の フォーマット を作っておく 論点に対応する「解き方の手順」をパターン化しておきましょう。 これによって  □正答率  □記憶のメンテナンス性  □捨て問題の判断力 など、様々な恩恵を得られます。 例 SO、連結(資本連結)、ヘッジ会計はタイムテーブル(ク

公認会計士試験~合格のための文房具へのこだわり~

道具にはこだわりましょう 「弘法」は筆を選ばず、と言いますが、我々はプロではありません。合格に近づくために手段は選べません。 文房具の選び方 必須の文房具を挙げておきます。 個々のブランドは個人で決めてください! (個人的にはぺんてるのシャープペンシルとボールペンが好きです) シャープペンシル ◆用途: 短答式 ◆使いやすいもので結構ですが、本試験で芯詰まりを起こすとえらい目にあいます。信頼性が高いものにしましょう。マークシート用シャープペンシルシャープペンシルや鉛筆を別途用意するのも◎。 ◆講師によっては短答期もボールペンで練習しろという人もいますが、短答式の解答が鉛筆またはシャープペンシルである以上、短答合格後からで問題ありません。 僕のはこれです ボールペン ◆用途:論文式 ◆かすれたり、ペン先がすぐにダメになるものは避けましょう。不具合発生率は水性<<油性<ゲル<<<フリクション<<なめらかな油性です ◆論文では大量の答案を作成するため、瞬時にインクがなくなります。替え芯をすぐに入手できるもののしましょう。 ◆論文本試験の紙は答練より質が悪く、にじみやすいので注意です ◆ノック式はペン先がガタついて手にダメージが蓄積します 僕のはこれです フリクション ◆用途:書き込み ◆テキストや問題集の書き込みに大活躍。特にフリクションライト(蛍光ペン)やフリクション多色ペンがおススメです。 ◆テキストにフリクション以外のペンで書き込むと後で絶望します ◆たくさん買いすぎても効率が落ちるので蛍光ペンと多色ペン各1、2本で十分です。 僕のはこれです ホッ チキス ◆用途:答練の整理、論文式 ◆答練の整理や論文式問題用紙の再構成にに大活躍。本番持ち込めます。 ◆できるだけ多くの枚数を綴じられるものがおススメです 僕のは(ry 文房具が多すぎるとどれを使うか迷い、効率が下がります。必須のアイテムに絞り調達や使用の効率をあげましょう。 あと多少高くても効率を優先してよいものを買うのがおススメです。

公認会計士試験~合格のための電卓へのこだわり~

道具にはこだわりましょう。 「弘法」は筆を選ばず、と言いますが、我々はプロではありません。合格に近づくために手段は選べません。 間違いなく一番お金をかけるところですよ!! 電卓の選び方 会計士と一心同体、まさに武士と刀。これなしにはやっていけません。 就活の監査体験イベントで電卓をもっていかず、あきれられました(笑) 大きくわけCASIO派とSHARP派に分かれており、TACはSHARP、大原はCASIOを推奨しているようですが、以下の条件に当てはまれば何でも構いません。 ◆日付計算機能がついている<重要> →端数利息やEPSの計算で使います。ないと大幅タイムロスです ◆ある程度の大きさ、重さがあること ◆打鍵音がうるさすぎないこと ◆公認会計士・監査審査会の電卓の基準に適合していること →安い電卓は上記を満たしておらず、使いづらい上にヘイトを買います ◆メモリー表示機能とメモリークリア機能が別のキーであること →これが同一のキーだと原価計算で死にたくなります ◆予備を含めて2台買うこと →論文5日前に電卓に汁をぶっかけました…壊れはしませんでしたが、予備を買っておいてよかったです(要らなければ試験後にメルカリで放出しましょう) CASIOならこれらが全部入っていておススメです SHARPならこちら 1 特に日付計算機能は超重要なので、絶対にあるものを買ってくださいね

公認会計士試験 短答式 計算問題の裏技

計算問題の正答率を爆上げする裏技 計算問題って卑怯ですよね。 作り手がひっかけの肢を作って待ち構えていますから。 しかし、このセコイ裏技を使えば大丈夫です。 ただし、ある程度の計算力は要求されます。何も分からない状態の人がいきなり正解するのは不可能です。 また、自己責任でお願いします。 裏技その1 引っ掛けを利用する ①普通に解く ②出た答えの肢と、他の肢の差を取る 例、 連結の「利益剰余金期末残高」について、出た答えが2番のとき  1番   1,450←2番マイナス120   2番 1,570 3番   1,600←2番プラス30 4番   1,680←2番プラス80 5番   1,720←2番プラス150 6番   1,800←2番プラス200 ③差の数値が使われていないか確認する 例、「のれん償却額120千円の集計忘れてた!!」 →答えは1番 例、「非支配株主に帰属する当期純利益150千円を集計に入れていた」! →答えは5番 このように、引っ掛けの肢があることを逆手に取り、正解にたどり着けます。 裏技その2 代入する・概算値を用いる 管理会計で、文章に当てはまる数値を解答する問題があったとします。 1~6の数値を代入して、問題に矛盾が生じないものを選びましょう。 これにより、肢を半分くらい排除可能な場合もあります。 また、時間が足りない場合、 245600⇒240000 15750⇒15000 などの簡単な数値に直して計算し、一番近い肢を解答するという手もあります。 僕は本試験で9点分当てました(笑) 裏技その3 リースの割引率 リース物件の資産計上額について考えます。 移転かつ貸手購入額が判明している場合以外、より小さい数値が資産計上額になることはご存知だと思います。 このとき、より大きな割引率で割り引いたほうが、より小さい数値となります。 リース料(分子↓)/割引率(分母↑) したがって、リースの問題では、多くの場合(必ずではありません)与えられた割引率のうち、より大きな方を使えば正答率が高いのです。

公認会計士試験 短答式 理論科目の攻略法

論文式の夏は過ぎ去り、涼しい秋の季節です。 皆さま、12月の短答式試験に向け教材を回転する毎日をお過ごしかと思います。 理論、苦手ではないですか? 会計士試験の予備校では、伝統的に計算科目を重視し、「理論科目は計算が固まってから」とする傾向があります。 受験のプロである講師の言葉はある意味正しいです。僕が講師だったら同じことを言います。 でも、アマチュアである受験生からすれば、「合格点が欲しい。以上。」というのが本音です。計算だろうが理論だろうが合格点を取れれば問題ありません。 この視点から解説していきます。 理論問題の本質 理論の本質は至ってシンプルです。 予備校の教材を覚え、試験当日に吐き出す。 知らない問題は答えられない。 論文理論と異なり、やることが明確に決まっています。 短答理論で落とすのはとてももったいないことです。 よくある間違い ×計算を固めてからと言って11月まで放置する →1か月で回転させられる量ではありません ×講義だけ受けっぱなし →講義だけで完結させられるのは天才だけです ×たくさん問題集をやる →どの問題集も問題は似たようなものです ×どこどこの予備校の問題集がいい、などと情報収集ばかりする →同上 ×暗記を軽視し理解ばかり追求する →暗記と理解は両輪です ×法令や基準をやたら閲覧する →それらをまとめたのがテキスト。テキストでわからないものがあったときに留める 各科目の勉強法 各科目使う問題集は限りなく少なくすることをおススメします。 必要なのはあやふやで広い知識ではなく、正確な知識です。 財務 テキスト+問題集 ◆問題量が多く、予備校のC論点からも出る可能性が十分ある ◆制度的な問題も多く、理解より暗記が重視される ◆理論を瞬殺できれば計算に時間のゆとりが生まれる 管理 テキスト+原価計算基準+問題集 ◆他科目と違い、基準からそのまま出題される→基準の読み込み必須 おススメブログ「プロ簿記」様の原価計算基準解説はこちら ◆管理会計の理論は深追いしない→知らない問題は即座に損切りする ◆理論を瞬殺すれば時間のゆとりが生まれる